バイアグラのメカニズム

2019年11月12日
心配している男性

バイアグラは一般名をシルデナフィルと呼び、元々は狭心症の治療薬として開発された薬です。
このことからも分かるように、血管を拡張する作用があり、海綿体に血液が送られるために勃起しやすくなるという副作用が生まれ、ED治療薬として販売されるようになった薬です。
勃起そのものは、性的な刺激を受けることで大脳が刺激を受け、神経を通じて陰茎海綿体平滑筋が弛緩するように働きかけます。
海綿体の中では一酸化窒素(NO)が放出され、グアニル酸シクラーゼという酵素を活性化させ、サイクリックGMP(cGMP)と呼ばれる物質と合成することで、平滑筋が弛緩して血液が流れ込むようになります。
海綿体に十分な血液が溜まることで性器が硬くなり、いわゆる勃起状態になるのですが、このままでは勃起したまま元には戻りません。
そのため、体内ではホスホジエステラーゼ(PDE-5)と呼ばれるcGMPを分解する酵素が働きかけ、血液量を調節しながら、徐々に勃起を鎮めるようになっています。
通常は勃起すると日常生活に支障が出るため、PDE-5の量が上回って、簡単には勃起しないようになっています。
しかし、勃起不全の人はこのPDE-5とcGMPのどちらかが極端に少ないなど、バランスが崩れていることが多く、海綿体への血液が十分に流れてこないために起こります。
バイアグラはcGMPの働きを阻害するPDE-5を抑える薬で、この作用によって海綿体の平滑筋が弛緩しやすくなり、血液が十分に流れ込むようになります。
結果的に不安定だった勃起がしやすくなるのに加え、持続しやすくなることで満足な性行為ができるようになります。
バイアグラはその作用から、催淫剤や性欲増進剤とは異なり、勃起改善をサポートする薬となっています。