顎関節症の悪化が招く様々な異常は早期治療を!

口を大きく開けると顎がカクカク鳴る、口が開けにくいなどの症状が見られる場合には、顎関節症である可能性があります。
顎関節症の原因やキッカケは様々で、固い食物をかんだ、奥歯の食いしばり、顎杖をつく習慣等が挙げられます。

顎関節症の症状があっても、それが軽い場合には、そのまま放置してしまいがちです。
しかし、治療をしないままでいると、様々な異常がみられるようになる可能性があります。
主な異常としては、顎関節痛、閉口障害、関節雑音、歯ぎしりなどがあります。
さらに、全身症状として、頭痛や腰痛、肩こり、耳鳴り、めまい、味覚異常、嚥下困難などがあらわれる場合もあるようです。
このような症状は常に出ているわけではなく、出たり治ったりを繰り返すこともあります。

口を開けた時にカクカクと鳴る雑音の事をクリック音と呼びますが、必ずしも顎関節痛が伴うというわけではありませんし、この音だけで顎関節症であるということを判断することが出来ません。
しかし、顎を動かした時にミシミシというクレピタス音と呼ばれる音がする場合、骨と骨が擦れる事により発せられているため、骨が削れてしまい、閉口障害などの症状が見られる様になる可能性があります。

一見すると歯ぎしりと間違われそうですが、顎を動かしたことにより雑音が出るという場合には、たとえ痛みを感じないという状況であっても、早めに専門医に相談をすることが大切になります。
顎関節症が疑われるような場合には、かかりつけの歯科医院もしくは口腔外科を受診するようにしましょう。

治療法はそれぞれの状況によっても異なりますが、痛みがある場合には、内服薬などで痛みをおさえながら、マウスピースによる治療が行なわれる事があります。
歯並びに合わせて専用のマウスピースを作製し、食いしばりを防ぐ事により、顎関節への負担を和らげることが出来ます。

顎関節のずれが症状の原因である場合には、正しい位置への戻すために顎の運動を行なうという方法もあります。
さらに、日常生活での習慣が顎関節に負担をかけているという場合には、頬杖や顎杖、うつぶせ寝などの習慣を見直すということで、負担を軽減させるという方法も有効です。

最終的な治療法として、外科治療が選択される場合もあります。
異常が見られた場合には、早めに治療を開始することにより、早期回復へとつなげることが出来ます。
気になる症状があれば、かかりつけの歯科医院に相談をしてみましょう。